CO2レーザーは既に導入済みで、アクリルのカットや彫刻などで活用していたのですが、どうしてもやってみたかったのが金属への彫刻。
残念ながらCO２レーザーではできなかったので、新たにファイバーレーザーを導入いたしました。
仕様としては50Wの出力で約150mm角の加工範囲となっています。
まだ試行錯誤していますが、アルミへの彫刻や真鍮板やステンレス板の切断などもできました。厚みはさすがに何ミリもあるような物は切断できませんが１mmくらいまでであれば少し時間をかければ切れそうです。ちなみに工業用の鉄板１０mmをバンバン切っていくような機械は３Kwとかあり、価格も１千万円を超えるような機械ですので物が違います。ただ厚物の切断も外注でできます。
元々一番やりたかったのが、活版印刷の活字を自分で作る事でしたので今回花ブロック柄をメタルベースに彫刻してみました。真鍮やステンレスなどよりずっと柔らかい素材ですが１０分くらいで十分な深さまで彫ることができました。実際に印刷しても十分実用になる精度です。極端に小さい文字などは厳しいですが企業ロゴや手書きの文字などは十分作れそうです。
またこの機械、ロータリーアタッチメントがあるのでカップやリングなどの円周にマーキングすることも可能です。ただこちらはまだ上手く制御できないので勉強中といったところです。
もうしばらく試してみて、お客様にサービスの一つとして提供できるようにしたいと思います。
